初診日は厚生年金加入中が良い!?
障害年金は、加入している年金の制度によって受け取れる障害年金の種類が変わります。
国民年金加入中に、初診日がある場合は、「障害基礎年金」
厚生年金加入中に、初診日がある場合は、「障害厚生年金」
が請求できます。
初診日とは、障害または死亡の原因となった病気やけがについて、初めて医師等の診療を受けた日をいいます。同一の病気やけがで転医があった場合は、一番初めに医師等の診療を受けた日のことをいいます。
注意)下記の金額は令和5年度の金額となっています。
障害基礎年金の等級は1級と2級のみです。
しかし、障害厚生年金は1級から3級まであります。
等級の症状については下のページを参照ください。⇩⇩
障害基礎年金 2級=795,000円/年
障害基礎年金 1級=993,750円/年
障害厚生年金の上乗せ部分は、本人の厚生年金の平均標準報酬月額と加入月数に応じて金額が異なります。
障害厚生年金 3級=596,300円(最低保障額)〜
障害厚生年金 2級=795,000円/年+上乗せ(最低保障額はなし)
障害厚生年金 1級=2級の金額×1.25円/年
注意 昭和31年4月2日以降生まれの方の金額、令和5年度額
障害厚生年金の上乗せの額の計算方法については日本年金機構HP⇩⇩を参照ください
https://www.nenkin.go.jp/service/yougo/hagyo/hoshuhirei.html
障害基礎年金は子加算のみ。
障害厚生年金は2級以上の場合は配偶者と子の加算がある。
(障害厚生年金3級には配偶者と子の加算はなし)
具体的な例をみていきましょう。
受給者50歳、配偶者50歳、子2人の場合(障害厚生年金の上乗せの金額を70万円と仮定)
障害厚生年金3級の場合=70万円
障害厚生年金2級の場合=障害厚生年金+障害基礎年金2級+配偶者加給金+子加算×2人
=795,000円+700,000円+228,700円+228,700円×2
=2,181,100円/年
障害厚生年金1級の場合=70万円×1.25+993,750円+228,700円+228,700円×2
=2,554,850円/年
障害基礎年金2級の場合=795,000円+228,700円×2
=1,252,400円/年
障害基礎年金1級の場合=993,750円+228,700円×2
=1,451,150円/年
初診日が厚生年金か国民年金かによって、受け取れる年金額がだいぶん変わっていることがわかります。
もし働いている時に、体調が悪いな、、、と思ったら、無理せずに早めに病院に早めに受診された方が体のためにも、年金のためにも良いと思います。(これは個人的な意見です)
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