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先天性難聴といわれて2

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補聴器と保育園

生後6ヶ月 大学病院での精密検査の結果、先天性難聴があると言われました。

その結果、補聴器を使用することを医師より勧められました。

補聴器を使用しなければならないという状況を受け入れきれないまま、補聴器選びをスタート。

どの補聴器をすれば良いのかと選びながらも、

心の中で

「なぜ 補聴器をしなければならないの」

「本当に 聞こえていないの?」

と科学の答えに目を背け、葛藤が続きます。

補聴器の使用は、初めは1日30分から。

1時間、2時間と慣らしていきました。

「本当は聞こえているんじゃないの?」

「補聴器をしても聞こえているの?」

「補聴器をすればきこている」

常に自分の中の、弱い自分の声が聞こえてきます。

相手は意思疎通のできない赤ん坊です。

自分たちの行なっている行動が正しいのか、

自分たちの声が届いているのか さっぱりわかりません。

それでも、忍耐強く信じて、信じて

私たちの声といろんな音を聞かせていくしかなかった日々でした。

保育園 入園

1歳の誕生日を迎え、保育園に入れなければ育児休業を延長できない時代。

保育園の面接に行くのもとても緊張しました。

「難聴があるんです。」

「補聴器の着用のサポートをお願いします。」

この二つのことを伝えるのにとても勇気が入りました。

運良く、その保育園の園長先生が

「なんの心配も入りません。うちなら大丈夫ですよ」

そう言ってくれ、入園させてくれました。

こんなに温かい人がいるもんだと、神様に感謝したくなりました。

こんな素敵な縁に巡り会えて最高でした。

と思う反面、障害を理由に断られないかどうか、不安で役所に問い合わせたりしました。

そもそも、保育園に入園させるべきかどうかも迷っていましたのです。

ちゃんと補聴器を着用してくれるのだろうか?

自分のもとで一緒にいた方がいいのではないだろうか?

いつも迷って、ためらって、

でも決断の連続で。

しかし、縁あって保育園入園の合格が届いたので、ありがたく入園させていただくこととしました。

今でも思いますが、人生って決断の連続で、疲れてしまう時ってありませんか?

(注;これは我が家の記録です)

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