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令和6年度 老齢厚生年金改定(その1)

目次

報酬比例(本来水準)

老齢厚生年金にはいくつかの計算方法がありますが、その一つとして本来水準の計算方法があります。

報酬比例(本来水準)は次のように計算されます。

(A)=平均標準報酬月額 ✕ 7.125(注)÷1000 ✕ 平成15年3月までの被保険者期間
(B)=平均標準報酬額 ✕ 5.481(注)÷1000 ✕ 平成15年4月以降の被保険者期間
報酬比例 = A+B

(注)昭和21年4月1日以前に生まれた人は、生年月日に応じて数字が変わります。

  詳しくは日本年金機構HP↓↓

ってことは、本来水準の人は年金額はずっと同じってことなのかしら?

ととさん

僕も、長いことそうなのかなぁって勘違いしていたんだけど、
実は、違ったんですよ。
この「平均標準報酬月額」と「平均標準報酬額」を計算するためには加入した時の報酬月額に「再評価率」をかけるんですが、この「再評価率」が実は、毎年変更されていたんです。

日本年金機構のHPより過去の再評価率が記載されていますので参照ください。↓↓

https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/kyotsu/nenkingaku/20150401-01.html

そして、令和5年度の再評価率表↓↓

令和6年度 再評価率表↓↓

この表をみると、再評価率がほぼ2.7%アップしていることがわかります。
このため、数式は同じですが、毎年「平均標準報酬月額」と「平均標準報酬額」はかわってきて、年金額が変更されてくるんです。

それじゃぁ。
2.7%アップになるってことね

若干の端数処理の関係がありますので、ほぼ2.7%アップってところでしょうかね。

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