R6年度 老齢基礎年金額改定(昭和31年4月2日以降生まれ)
今年度は、昨年度から2.7%増額改定といわれている。
届いた年金額通知書を見てみると、昨年度の金額に102.7%をかけても、金額が合わない。
なぜ??
老齢基礎年金(障害基礎年金)の年金額は、増額率を年金額に直接かけるわけではないんです。
ただしくは、改定率にかけていくんです。
もともと老齢基礎年金(障害基礎年金)には基準額が定めれているので、それに改定率をかけた額に、100円未満の金額を四捨五入して決定されます。
まず、令和5年度の改定率は1.018だったので2.7%アップということは
1.018✕1.027=1.045486
令和6年度の改定率=1.045
となります。
そこで、老齢基礎年金の満額(障害基礎年金の2級の額)は、
780,900円(基準額)✕1.045(令和6年度改定率)=816,040.5
令和6年度の老齢基礎年金満額(障害基礎年金2級)=816,000円/年
と決定されます。
令和5年度の老齢基礎年金の満額は 795,000円/年だったことを考えると
816,000円÷795,000円=1.026415。。。。
となって、実質的には2.7%アップじゃないんです。
R6年度 老齢基礎年金額改定(昭和31年4月1日以前生まれ)
次に、昭和31年4月1日以前生まれの人をみていきましょう。
令和5年度の改定率は1.015だったので2.7%アップということは
1.015✕1.027=1.042405
令和6年度の改定率=1.042
となります。
そこで、老齢基礎年金の満額(障害基礎年金の2級の額)は、
780,900円(基準額)✕1.042(令和6年度改定率)=813,697.8
令和6年度の老齢基礎年金満額(障害基礎年金2級)=813,700円/年
と決定されます。
昭和31年4月1日以前生まれの令和5年度の老齢基礎年金の満額は
792,600円/年だったことを考えると
813,700円÷792,600円=1.026621。。。。
となって、やっぱり実質的には2.7%アップじゃないんです。
年金額改定通知書には、2.7%アップって書いてあるからてっきり前年度額から2.7%純粋にあがると思って期待していたのに、ちょっと残念よ。
まぁ、とっても大きくかわるわけじゃないけど、もらえる年金は少しでも多いほうが助かるじゃない?
2.7%って書かなければいいのに
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