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別れの季節

3月は退職、異動の季節。

昨日、40数年間、勤務された大先輩が、職場をあとにした。

わたしが生まれて間もないころに、高校卒業して入社。

気さくな方で、役職で呼ぶことを断固拒否。

「私はそんなたいそうな人じゃない。」

謙遜もさることながら、上につけどもだれにでもわけへだてなく接してくれる

心優しい方だった。

まだ60歳という若さ

もう、いっぱい働いたから、少しゆっくりしたいと思って。
今は、いままでできなかったことにいろいろ挑戦しようと思う。
また働きたくなったら、新しいところで働くわ〜

そんな、もんだろうか。

再雇用制度を利用すれば、給与もそれなりに悪くない金額はもらえるはずだし、

高年齢雇用継続給付金ももらえて、まぁまぁ悪くはないと思う。

今まで慣れた仕事のほうが、断然楽だと思うのは私だけだろうか。

私もあと10数年も働けば、そんな気持ちになるのだろうか。

ともあれ、人がいなくなるとはなんとも言えない気持ちである。

淋しい、、、??

出会いあれば、別れあり。

別れがあるからこそ、新しいルーキーが入社でき、出会いが生まれる。

確かにそうであるが、

長く一緒に働いてきた人が

一人 また 一人

徐々にいなくなっていくことになんとも言い難い虚無感と

徐々に押し上げられてくる、プレッシャーで

胃腸が悲鳴をあげる。

私は、人付き合いが上手ではない。

職場を離れた人と、縁をつなぎとどめれる術をしらない。

職場で会わなければ、偶然街で出会わなければ、

きっと二度と会うことはないかもしれない。

そう思うと、今生の別れのようなきがしてくる。

それでも、すがすがしく旅立つ大先輩にいままでの感謝の想いと

これからの第二の人生を楽しんでもらえたらと思う。

私達が贈った 胡蝶蘭の花が毎年咲くことを願い

私達との思い出を 花とともに思い出してもらえたらと思う。

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